二十歳のメグメグの「インドで私も考えた」1/3

メグメグのインド日記

2月末から15日間、デリー → アーグラ → バラナシ → プリー → コルカタ を旅した大学生チーム LEGO。けして長い期間ではないですが、その中で思いっきり人と触れ合い、街を歩き、感じたインドの印象をLEGOメンバー・メグのコトバで綴ってもらいました。

インドに慣れている方は最初の頃の旅を思い出して頂き、まだ行ったことがない方はこんな感想を抱くのかと思って頂ければ幸いです。

スマイル

笑いかけられるとすごく嬉しい。本当に安心できるし、親しみやすい。        インドの人たち、仏頂面が多いけどニコニコ顔も同じくらい多い。あっちがニコニコしてるとこっちから関わりたくなる。手を振ったら振り返してくれる、一緒に写真撮ってくれる。そんなに大きな勇気なしで仲良くなれてすごくHAPPY!私からニコっと笑えば笑い返してくれる。返ってくるから安心できる。関心を持ってもらえるってすごく嬉しい。

でも、お金や食べ物をねだる子供、乞食、物を売りつけてくる人たちには一回も笑顔を向けなかった。それどころか直視できなかった。”笑顔=心を許した” ことになってしまい、どうしても付け込まれてしまいそうで。

子供の乞食は、目を合わせたらスルーできる自信がなかったし、大人の乞食は必死さが怖くて、なんだか申し訳なくて見れなかった。物売りは、断るべきっていう先入観で冷たくあしらってしまった。

でもどうせ何もしないなら、見ないより見たほうがよかったし、しかも笑いかければよかった。物を買ってもらえないより、存在を無視されたり、対等に見てもらえないほうがずっと悲しいんじゃないか。またインドに行ってもできるか分からないけど、こういった人たちにちゃんと笑顔を向けたい。それと、キリがないと思っても、自分の気持ちを無理やり抑えたりせずに何かしてあげたい。

自分

言うまでもなく、インド人は日本人ほど人目を気にしない。             だから、街中でも学校でもいろんな人に会えて楽しい。行動もファッションも日本みたいにクローンが生まれることもない。誰がどんな服着てても、大声でしゃべってても、何してても 他人は他人だし自分は自分。学校でも子供たちは個性が豊かですごく生き生きしていた。お店の人も人懐っこい人、仏頂面、おしゃべり、いろいろ!

「-しなければいけない」なんてない。

店員だからへりくだっていなければいけないとか、周りに同調しなければいけないとかない。いろんな人がいるからきっといろんな考えがある。自分を封じ込めてウジウジしたりしない。認めてもらおうなんて思わなくていい。自分は自分のまんま。自分を持ってる。

インド人の欲

インド人の一番強いと思った欲は、生きようとする欲。誰だって生きようとしてた。

乞食をして人にへりくだって食べ物を得なくてはいけなくなっても、常に人の下にいなくてはいけなくても、怠け者なんかじゃないのに人に世話にならなきゃ生きられなくても、生きるのをあきらめない。

最初は図々しいと思った。頼んでもいないのに勝手にやってお金を得ようとする。何かをくれと言ってしつこくついてくる。日本語を教え始めるとキリがない。でも、みんなお金を稼ぐため、生きるために必死なんだよね。

自分より偉いわけではないのに、ただお金を持ってるってだけの私たちにすがらなければならないし、その気分や行動に振り回さなければならない。私もその一人。自分の自己満足で持っていた食べ物やお金をあげたりするけど、周りを見ると食べ物を欲してる人だらけ。つまり、乞食たちはたくさんの中から自分を選んでもらわなければならない。自分の生活が運なんかで決まるってすごく不安だし、怖いに決まってる。でも、誰も死んじゃいたいとは思っていないように見えた。

恵まれているのに自殺者が絶えない日本。生きる気も削がれるほど追いつめられる国って大丈夫なの?

・・・それとインド人、性欲も強いと感じた笑(個人の見解) ホーリーでおしりをむぎゅって何回か掴まれた。色粉と色水でぐちゃぐちゃな顔なのに、そんなことしても萌えるのかなと冷静に思った(笑) 前から見たらそんなことをする気なくなると思う。

第1回-1copy
メグメグが書いてくれた味のある絵