インドのワイナリーに行ってみた

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インド産の美味しいお酒

突然ですがクイズです。インドで飲める美味しいお酒、と言えばなんでしょう?

「インドと言えばラム酒・オールドモンクでしょ!」と答えたそこの貴方、なかなかのインド通ですね。
「もちろんキングフィッシャー!(インド国産ビール)」と答えた貴方、痛風には気をつけてください。
もしかすると、インドでお酒が飲めるイメージのない人もいるかもしれませんね。

さて、インド産ワイン「スーラ」を知っている方はどれくらいいるのでしょうか?

私自身、インドでワインが作られていることすら知らなかったのですが、去年レストランで飲んでから病みつきになり、周りの人たちにオススメしまくっています。このワインにハマりすぎて、とうとう先月ワイナリーにまで行ってしまいました。

というわけで今回は、インド初の国産ワイン・スーラとそのワイナリーをご紹介したいと思います。

聖地、そしてワインの里・ナーシク

スーラを作っているスラ・ヴィンヤーズのワイナリーがあるのは、マハラーシュトラ州のナーシクという街。ナーシクはムンバイから列車で3時間ほどの場所にあり、列車の本数も多いため、日帰りで行くこともできます。

ここはヒンドゥー教のお祭り「クンブ・メーラー」の開催地の一つでもあり、街の中央を流れるゴーダーヴァリー川にはいつも人が集まっています。

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どうもお酒が似合わなそうなナーシクですが、実はここはブドウ栽培に最も適した土地とも言われており、スラ・ヴィンヤーズ以外にも複数のワイナリーが集まっているのです。

スラ・ヴィンヤーズはナーシク駅から約25キロ、タクシーで1時間弱の場所にあります。ワイナリー周辺で戻りのタクシーを捕まえるのは難しいので、タクシーやオートとは往復料金、あるいは時間制のチャーターとして交渉しましょう。オートリキシャーの場合、ガイド不要で5時間のチャーターであれば1000ルピー前後が目安になります。

また、スラ・ヴィンヤーズ目当てでナーシクに来る観光客も多いため、駅周辺の旅行代理店やホテルには、ワイナリー近くのヒンドゥー寺院とセットにした半日観光プランを組んでくれるところもあります。酔っぱらった状態で寺院を訪れてもバチが当たらないか不安ですが、旅行代理店のインド人いわく「ノープロブレム!全然オッケー!」とのこと。
インド人の返答が軽すぎてさらに不安になった人は、飲む前に参拝しておきましょう。

さっそくワイナリー見学!

スラ・ヴィンヤーズでは11時~17時までの毎時間、ワイナリーの見学ツアーを実施しています。しかも、見学後は6種類のワインの試飲まで出来るのです。
そんなお得なこのツアーが、なんと週末350ルピー、平日だとさらに安く250ルピー!信じられない太っ腹価格です!これはもう行くしかないですね!
ちなみに、この見学ツアーは当日申込制です。週末は特に混みあうようですので、時間に余裕をもって来られることをオススメします。
(※2016年1月時点での情報のため、スラ・ヴィンヤーズ公式サイトで最新情報を確認の上、お出かけください)

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広大なブドウ畑に、「ここ本当にインド?」と疑問を抱くこと間違いなし。

 

製造工程や貯蔵室などが見学できます

製造工程や貯蔵室などが見学できます。

 

6種類のワインが試飲できます。写真の手ブレは酔っぱらっているせいです。

6種類のワインが試飲できます。写真の手ブレは酔っぱらっているせいです。

製造工場のほか、スーラのオリジナルグッズも買える販売所や、ワインとおつまみが楽しめるバーやレストランなども併設されています。私は見学ツアー開始20分前にバーに駆け込んでワインを2杯飲み、酔っぱらっていたため、見学した内容も試飲したワインの味もほとんど覚えていないのですが、楽しかったことは間違いないです。

皆さんもぜひ、行ってみてくださいね!

(マハラーシュトラ州での法的飲酒年齢は25歳以上です。ご注意ください。)