語ります。私のインド愛。

みなさん、なますて!

早速ですがみなさん。先日の坂本さんのブログは見ましたか?「インドに行ったら死ぬ」のおじいの真意はわかりませんが、私も同じようなことを言われたことがあります。
しかしブログの最後の、”インドに行くとそれまでの自分が死んで新しく生まれ変われる”という意味だったとしたら、私自身本当にその通りだったなと感じます。

生まれ変れたと言ったら大げさですが、私はインドに行ったことで、「新たな目標」を見つけることができました。そして、「これからどう生きるか」と自分の生き方を省みる機会にたくさん出会うことができました。みなさんによりインドを知っていただけたらと思うので、私がインドで変わることのできた理由をお話したいと思います。インドへ行った理由から今後インドでやりたいことまで、長いですがお付き合いください。

①インドに行けばわかるかも?

インドの学校

初インドは2年前、大学3年生の夏でした。今まで海外といえば友人に誘われて行ったカンボジア(の途中のトランジットで数時間のベトナムも)のみ。誰も知っている人がいない国なんて、行ったことがありませんでした。そのころの私は教員志望。今の時代のくっだらない教育なんて私が変えてやる!と意気込んでいたあの頃(笑)。実は私は、小学校のころから学校が嫌いでした。

嫌いになったきっかけは、小1で始まったいじめ。今思い出すといじめと言えるのかすら微妙なほど些細なことでしたが、6歳の私には苦しい小学校生活のスタートでした。
そのころから私の頭の中では、≪嫌われないためにはどうしたらよいか≫と常に考えるようになりました。
クラス内の話し合いでは、みんなに反対されたらどうしようなどと考えてしまい、思ったことを発言するのが怖かった。
授業中も、先生の顔色をうかがいながら、先生が期待する回答を必死に考えた。

言いたいことも言えない、やりたいこともできない弱い自分が大嫌いでしたが、みんなと同じにしていれば嫌われない(この考えも、今考えるとおかしいけど…)という安心感のほうが強かった。

大学受験を前にして初めて自分の将来を真剣に考えたとき、ふと思ったのが≪大学生になったらやっと自由になれる!≫でした(笑)。誰も知り合いのいないところで、好きなことだけに集中できる場所だと。大学では、絶対に今までみたいな無駄な時間は過ごさないと心に決めていました。

私は何の迷いもなく、教員になるために教育大を目指し始めました。退屈だった今までの学校生活。私以外にも、学校が嫌いだった子もいるはず。私ならもっと学校を楽しくできる、なんて大口叩いていました。今思うと本当に恥ずかしいですが。
そして、第一志望の大学に合格。ずっと待ち続けていた夢の大学生活が始まりました。

大学生になって私は、「理想の教員像」をより明確にしていかなければいけませんでした。しかし、「学校をもっとたのしくする」「自由なクラスをつくる」という漠然とした目標はあっても、そのために教員はどうあるべきか、自分ではうまく表現することができませんでした。
そこで考えたのは、”私が理想とする楽しくて自由な世界に、自分で飛び込んでみよう”でした。
…で、思いついたのがインドだったというわけですよ(笑)。
インド人て、なんだかめちゃくちゃで、自由で、いつも笑ってて、小さいことは気にしないってイメージじゃない?

そんなこんなで、1人で海外なんて行ったことがなかったわたしは、大学3年生の夏休み、自分の中の答えを探しにインドへと旅立ちました。

②インド人になりたい!!

陽気なインド人

早速インドに着いた初日は、8月15日、つまり独立記念日でした。街中大賑わいで、花火やら、爆竹やら、酒やらと、みんなで踊りまくってるインド人の姿が飛び込んできました。
期待をはるかに超えた自由っぷりは、一瞬で私をインドの虜にさせました。

独立記念日が終わっても、インドは毎日刺激にあふれていました。
街を歩くだけでたくさんの人が話かけてくれる。何よりも、コミュニケーションをとる機会にあふれているこの国は、独りになんかなる暇もなく、常に笑い声が響いてた。

そしてこの国には、「初めまして」なんて言葉はないんじゃないかと思うようになりました。
道端で、チャイ屋さんで、カレー屋さんで、隣に座った人はみんな友達。人見知りの私ははじめこそかなり戸惑いましたが、そんなことは気にせずガンガン話しかけてくれるインド人のおかげで、私も人見知りを解消できたような気がしました。

メヘンディ
初めてのヘナアート。仲良くなったインド人の家で。

チャイ
初めてのチャイ。こちらも、仲良くなったインド人の家にて、ママのお手製。

インド人の性格や行動は、私とはまったくかけ離れたものでした。
人懐っこくて、あったかくて、おせっかいで、世話やきで。
あー、なんだか、こんな風にわたしもなりたいと、いつしかインド人にあこがれを持つ私がいました。

 

③インドの学校の様子

インドの学校

理想の学校のイメージを探しに来たわたしは、インドの学校にも訪問しました。
3校ほど、生徒数も学校の規模も全く違う学校に行くことができました。

そこには、”インドならではの自由な教室”がありました。

失敗を恐れず(気にしなさすぎ?笑)に発言をする子どもたちの姿。
我先にと手を挙げる姿。
子どもたち同士で話し合いをする姿。
そして、個性あふれる子どもたちの頑張りに応える教員。

カースト制度や経済格差など、様々な多様性をもつインドを支えているのはやはり教育だったと。
急激な経済成長の裏には、それぞれの置かれた環境での、幼いころからの恵まれた教育があったのだと。

それぞれの学校は、学校の規模も、勉強する科目も、学校の時間も、まったく異なっていましたが、そこには間違いなく目の前の子どもたち1人1人のための教育を提供している現場がありました。

なんか、うまく言えないけど、心撃たれたというか。
やっと見つけた理想の教室を前にして、感動し、インドへのあこがれがますます強まっていきました。

 

④インドから帰国後の想い

路上のこどもたち

初インドは、衝撃と感動の嵐でした。
帰国後も、常にインドで見た光景が忘れられず、特に学校の様子は強く印象に残りました。

インドの学校の様子は私の理想の教室になり、インド人の生きる姿は私の目標になった。

もっとインドのことを知り、良さを日本の教育に還元したいと思った私は、大学を休学し、1年間インドに行くことを決めました。インドはバラナシにある小学校にてインターンとして活動し、ほかにも様々な学校を訪問することができました。
そしてこの前の3月、インターンを終え、日本に帰国して大学4年生になりました。

⑤そして今の想い

初海外

1人で初めてインドへ行き、目標が明確になりました。
そしてまだまだ勉強が足りないので、もっとインドの教育について考えるために、大学卒業後はインドへ戻ります。

教育を学ぶとともに、私のように教員を目指している人や教育に携わっている人に、インドの教育を見せる活動をしていきたいと思っています。

そこで!
早速ですが、今年8月、インドにて【教育実習ツアー】を催行することになりました!!

日程:8月18日~30日(12泊13日)
料金:89000円(航空券別)
締切:7月31日
内容:様々な教育機関を訪問し、よりよい教育現場の在り方について考える
渡航前から授業を準備し、インドで教育実習を行う

詳細はhttp://indiasantanatravel.com/963をご覧ください。

今、最先端の教育を行っているインド。
この教育を見ないで、これからの教育を語れるのか。

興味を持ってくれた方や質問がある方は、お気軽にinfo@santana-travel.comまでご連絡ください。

みなさんの経験が、将来の日本の子どもたちの将来を変えます。
ぜひインドで熱い夏を過ごしましょう☆

ではでは、最後は宣伝になってしまいましたが、長いブログを読んでくださってありがとうございました!!
インドでの経験を活かし、まずは1か月の小学校実習、がんばってきま~す。