デリーの中のチベット・マジュヌカティラへ行ってみよう!(前編)

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商売熱心なインド人の客引き、止むことのない車やオートリキシャーのクラクション、スパイスの効いた味の濃いインド料理…。

デリーの観光地に居れば当たり前のような光景。これがインドらしくて良い!と思うこともありますが、毎日この喧噪の中にいると疲れてしまうことも。

そんなとき、市内の喧騒を忘れられるスポットとしてオススメなのが、デリーのチベタンコロニー「マジュヌカティラ」という場所。

インドにはチベット亡命政府のあるダラムサラをはじめ様々な地域にチベット人が集団で暮らしています。ここ首都デリーにも、もちろん多くのチベット人が住んでいるのです。特に彼らが集まって暮らしているのが、ここ、マジュヌカティラ。一歩足を踏み入れると、インドとはまた違う不思議な雰囲気を感じられるでしょう。

マジュヌカティラへの行き方

マジュヌカティラまでは、デリー市内を走るメトロで最寄り駅まで行き、そこからオートリキシャーで行く方法がオススメです。

最寄り駅はイエローラインのヴィダン サバー駅Vidhan Sabha)。デリー中央に位置するコンノートプレイス(ラジヴ チョウク駅)から15~20分ほどで到着します。

メトロの駅からは4人乗りの乗合オートリキシャーで一人10ルピーです。乗合リキシャーが見つからない場合でも普通のオートリキシャーで30ルピー程度なので、こちらを活用しても良いでしょう。

たいていの乗合リキシャーやオートリキシャーは、チベタンコロニーと道路はさんで反対側の鉄橋のふもとで止まりますので、この鉄橋を渡って行きます。

そして…

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マジュヌカティラ(チベタンコロニー)の入り口に到着。

「チベット難民キャンプ」と物々しく書かれているので初めて来た私なんかはビビりまくりましたが、入ってしまえばコロニー内はいたって安全。路地ですれ違うチベット人も、挨拶すれば返してくれるフレンドリーさです。(ただしスリには気をつけましょう)

路地を冒険?!いきなりお寺?!

細い路地のあちこちにホテルやレストランやお店が並んでいて、歩いているだけでなんだかわくわくしてきます。入り組んだ路地裏をきょろきょろしながら歩いていると…

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突然目の前が開けて、広場にぶち当たりました。

この広場にはチベット仏教のお寺もあり、観光客でも中に入ることができるようです。お寺の横ではチベット名物のヌードルを売っている屋台もありました。広場の端にあるベンチで日向ぼっこをしているおじいさんとおばあさんもいます。

騒がしいメインバザールからやってきたせいか、突然ののんびりした空気に涙すらこみ上げてきます。ここはインドじゃない、ていうか、なんだか日本に似ている…。
そんなこんなで涙ぐんでいる私を訝しげに見ている屋台のおばちゃんを後目に、ひとまず広場を後にします。

チベット料理を食べてみよう

新しい場所に来たらまず最初にチェックしたいのは、そう、料理!(私だけでしょうか)

あちこちにチベット料理のお店がありますので、とりあえず気になったお店に入ってみました。日本でなかなか目にする機会のないチベット料理、果たしてどんな味なのか…?!

 

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まず、量が多い。
ガッツリ男飯と呼んでも差し支えないほどの分量を、華奢な女子としてサンタナ界隈で有名な私一人で食べきったのは称賛に値すると思います。(※異論は受け付けておりません)

それにしてもチベット料理は日本食と似ていて、とっても食べやすいです。
写真左の「テントゥク」という料理はワンタン麺と似たような味でぺろっと食べられました。写真右の中華点心のような料理は「モモ」という蒸し餃子です。中の具材は豚肉ですが、私が食べたものは具材にパクチーも入っており、独特の香りが楽しめました。(パクチーの入っていないモモもあります)

他にも「トゥクパ」といううどんのようなチベット料理や、シンプルな豚肉のチャーハンなど、チベット料理は美味しいものばかりです。インド料理より遥かになじみやすいと思いますので、スパイスたっぷりの料理で胃もたれ気味の人にこそチャレンジしてもらいたいです。

 

今回、ガッツリ男飯を完食して男らしさを発揮してしまったOKP。
次回はマジュヌカティラで女子力全開に散策する様子をお届け致します。お楽しみに!